見出し画像

【レポート】弘前エクスチェンジ#05「ナラヒロ」演劇プロジェクト「もしもし演劇部」本格始動に向けて準備中

この秋から、弘前エクスチェンジ#05のプログラムのひとつとして、2022年度展覧会[秋冬プログラム]「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」奈良美智展弘前2002-2006ドキュメント展と連動した「もしもし演劇部」が始まります。

#05「ナラヒロ」とは
弘前れんが倉庫美術館になる前の煉瓦倉庫(吉井酒造煉瓦倉庫)で2000年代に3回にわたり開催された、弘前市出身の現代美術作家・奈良美智の展覧会のことで、ボランティアとして展覧会に関わった方々の一部で呼ばれていた通称です。今回の弘前エクスチェンジ#05では、このナラヒロについて思い出し、振り返り、そして考えるいくつかの活動を行います。 


「もしもし演劇部」

弘前エクスチェンジ#05「ナラヒロ」のプログラムのひとつ、「もしもし演劇部」では2000年代に3度にわたり美術館になる前のれんが倉庫で開催された弘前市出身の現代美術作家・奈良美智の展覧会にまつわる個々人の体験の記憶などをリサーチしながら、オムニバス形式の演劇作品を創作します。完成した劇は、2022年度展覧会[秋冬プログラム]「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」会期中に展示室でドラマリーディング(朗読劇)形式で上演します。
演劇作品の創作と上演の講師には劇団・ひろさき演人主宰の鎌田龍さんとドラマナビコーディネーターの太田歩さんが参加します。

このプロジェクトでは弘前市内在・在学・在勤の15〜23歳の方たちの参加募集を呼びかけています。
プロジェクトの主役は「2002〜2006年に煉瓦倉庫で開催された奈良美智さんの展覧会を知らない」世代です。当時を知らない人たちが、リサーチをし、展覧会に関わった人たちと交流することで何を感じて何を思うのか。それを演劇でアウトプットしてみようという企画です。

部員申込み期間:2022年7月9日〜8月31日
*申込みについての詳細はこちらから
https://www.hirosaki-moca.jp/exchange/05-narahiro/moshien/

部活名が「もしもし演劇部」に決定!

7月9日から始まる参加者募集を前に、5月から月2回のペースで演劇部講師チームとミーティングを行なっています。6月下旬の打ち合わせでは、演劇部講師の太田さんと鎌田さん、そしてアシスタントとして藤島和弘さんも加わり活動スケジュールの最終確認を行いました。

これから集まる部員たちと、どんな活動して、どんな場ができて、どんな作品になっていくか。「こんな感じでどう?」「外でも活動できたらいいね」と、実際の活動の様子を想像しながら、少しずつアイディアを固めていきます。

そしてこの日は部活名(プロジェクト名)が決定しました!その名も「もしもし演劇部」!

「もしもし演劇部」は、連動する展覧会の2022年度[秋冬プログラム]タイトルの「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」から由来しています。(この展覧会のタイトルは当時の煉瓦倉庫のオーナー・吉井千代子(吉井酒造株式会社社長)が奈良さんの作品に強く惹かれ、自分の倉庫で展示したいとギャラリーに問い合わせたというエピソードにちなんでいます。)


7月31日は体験入部!で、何する?

7月中旬のこの日は、アシスタントの方も含め講師チーム全員と揃って7月31日に行われる体験入部の活動についてミーティングをしました。

自分の体験(リサーチ)をもとに演劇を作っていくって何だろう?それを短い時間で体験するにはどういう活動がいいのかな?

さて、活動はどんなものになるのでしょうか。
当日の様子もレポートしていく予定ですのでお楽しみに!

美術館の中も外も巡る活動になりそうです!

「もしもし、演劇部やりませんか?」

演劇が好き、表現することに興味がある、演じてみたい、つくることが好き…
そんなみなさんの参加をお待ちしております♪

【体験入部開催のお知らせ】


「もしもし演劇部」のプロジェクトについての説明会と体験会(体験入部)を開催します!
「もしもし、演劇部やりませんか?」体験入部
日時:2022年7月31日(日)10:00-12:00
場所:弘前れんが倉庫美術館 スタジオB、館内
定員:15名

申込み方法:7月30日(土)までに電話口頭またはメール本文にて「お名前」「電話番号」をお伝えの上、お申込みください。
*活動内容などの詳細はこちら
https://www.hirosaki-moca.jp/exchange/05-narahiro/moshien_taiken/


「弘前エクスチェンジ」とは

本プロジェクトでは、弘前出身あるいは弘前ゆかりのアーティストや、地域の歴史や伝統文化に新たに息吹を吹き込むアーティストやクリエイターなどが、作品制作や調査研究のほか、地域コミュニティと関わるプロジェクトなどを行います。あわせて、トークやレクチャー、ワークショップといったさまざまな参加型プログラムを展開します。
「エクスチェンジ=交換」という名前に込められたように、本プロジェクトはローカル(地域)とグローバル(世界)、つくり手と地域の人々そして鑑賞者といった異なる視点が交差し、ふれあい、交換される場を生み出すことで、新たなアプローチにより地域の創造的魅力を再発見することを目指します。

弘前エクスチェンジは2020年の開館から毎回異なるテーマで実施しています
。5回目となる今回は2022年度展覧会[秋冬プログラム]「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展と連動したいくつかのプロジェクトを進行しています。


(記録・写真:宮本、小杉)


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!