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【レポート】もしもし演劇部8・9回目活動|「まもなく上演です」完成に向けてブラシュアップ

「もしもし演劇部」

「もしもし演劇部」は弘前エクスチェンジ#05「ナラヒロ」のプログラムのひとつとして、2000年代に3度にわたり美術館になる前のれんが倉庫で開催された弘前市出身の現代美術作家・奈良美智の展覧会にまつわる個々人の体験の記憶などをリサーチしながら、オムニバス形式の演劇作品を創作します。完成した劇は、2022年度展覧会[秋冬プログラム]「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」会期中の12月18日に展示室で上演します。

あと数日後は上演本番!

8回目および9回目の活動は、前回に引き続き土日の午前午後に実施。各話をグループごとに分かれて完成させるべく、時間いっぱい集中して取り組みました。
どのグループも前回の活動で、ざっとできた台本を書き起こして、読み直して、修正して、考えて動いて…という動きを繰り返し、作品の完成に向けてブラシュアップの作業に取り掛かりました。

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こちらの2人芝居のグループは台本がほぼ完成し、細かな動きや演出、衣装の確認を行なっていました。

講師の演出のもと、より人物の性格が現れるような話し方や動きを追求します。

練習後は衣装のTシャツづくりにも着手。
素敵なペインティングが施されたオリジナルTシャツが出来たようです。

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こちらのグループは、作品を10分におさめるために、話の展開を何度も確認しながら、台本をスリム化させる活動が続きました。
読み物のようにお話を丁寧に書き起こすのではなく、見ている人の感情を動かす「見せるポイント」を意識して台本を見直します。
感情を動かしつつ、場面の転換をつくるためのセリフを考えていきます。

何度も繰り返し練られた台本ができました。
きっと見ているお客さんの心も動かすはず。

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こちらのグループは途中から合流したメンバーもいることから、台本づくりが難航していましたが、なんとか全てのシーンができました。

舞台装置としてりんご箱を使用するという全体で決まっているルールの中で、どういう美術にするのかも考えて動きます。
体調不良でお休みのメンバーもいる中で、代打をつとめてくれる仲間も頼もしく、各シーンを完成させました。

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そして各話の間をつなぐブリッジの台本も講師の鎌田さんから手渡されました。

上演作品の全体像がはっきりと見えてきました。
次回は実際に舞台となる場所に立って、音と照明も合わせて、最終リハーサルを行います!

舞台美術も大詰め

上演作品の創作と合わせて、舞台美術の制作も完成に向けて行われています。

今回りんご箱をメインに使用し、各話の舞台装置をつくっていきますが、作品全体の象徴的なアイテムとして「扉」が出現します。

部活動とは別の日に、扉の制作が講師の太田さん・鎌田さんによって行われました。こちらの扉は美術館の倉庫にあるパネルや木枠を再利用して作られました。

キャスター付きで動かしやすいです。本番ではどのように使われるのでしょうか?

土日の演劇部の活動が終わったあと、残れるメンバーで美術制作に取り掛かりました。

部室に飾れていた写真や、部員がつくった小物、お客さんが描き残していったイラストなどを用いて、扉に様々な装飾を施していきます。

その傍らでは各話で使用する小道具を作っていたり。


さあ、上演本番は目前です。
ご来場のみなさん、上演をお楽しみに!


[公演タイトル]
もしもし演劇部発表会 「A to A」
[日時] 
2022年12月18日(日)19:00開演
[受付・会場] 
18:30 (事前申込み優先)
[定員] 
50名
[料金] 
無料
[会場] 
弘前れんが倉庫美術館 展示室
[出演]
もしもし演劇部部員(阿部万結子、石郷岡咲穂、佐藤琉美子、高杉一音、工藤大路、守屋寿音、成田寧音、工藤ひすい、くま *順不同)
[美術チーフ]
松枝和咲(部員)
[構成・演出・指導]
太田歩、鎌田龍、藤島和弘、三浦ちひろ(五十音順)
[脚本(ブリッジパート)]
鎌田龍
[申込み] 
お電話または申込みフォームから(1申し込みで4名まで)
▼上演情報および申し込みフォームは下記リンクから
(*12/15現在残りわずか!!)
★12/16現在、定員に達しましたので受付を締め切りました


▼前回のレポートはこちらから▼


(記録:宮本)
(撮影:小杉、佐々木、宮本)

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