弘前れんが倉庫美術館

青森県弘前市にある約100年前に建設された煉瓦倉庫を改修した現代美術館。 展覧会の開催のほか、ライブラリーや貸出スタジオなども併設。 光の角度によって色が刻々と移り変わるシードル・ゴールドの屋根がシンボルです。

弘前れんが倉庫美術館

青森県弘前市にある約100年前に建設された煉瓦倉庫を改修した現代美術館。 展覧会の開催のほか、ライブラリーや貸出スタジオなども併設。 光の角度によって色が刻々と移り変わるシードル・ゴールドの屋根がシンボルです。

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  • H-MOCAレポート

    当館でのイベントや進行中のプロジェクトなどを紹介します

  • 弘前エクスチェンジ

    弘前れんが倉庫美術館で取り組んでいる「弘前エクスチェンジ」の活動レポートをまとめています。 このプログラムでは弘前出身あるいは弘前ゆかりのアーティストや、地域の歴史や伝統文化に新たな息吹を吹き込むアーティストなどが、作品制作や調査研究のほか、地域コミュニティと関わるプロジェクトなどを行います。あわせて、トークやレクチャー、ワークショップといったさまざまな参加型プログラムも開催します。 「エクスチェンジ=交換」という名前に込められたように、本プロジェクトはローカル(地域)とグローバル(世界)、つくり手と地域の人々そして鑑賞者といった異なる視点が交差し、ふれあい、交換される場を生み出すことで、新たなアプローチにより地域の創造的魅力を再発見することを目指します。

  • 美術館までの行き方 | アクセス

    青森県弘前市の中心部にある当館。駅からのアクセスなどを紹介します。

  • 展覧会アーカイブ&レビュー

    当館にて開催してきた展覧会のアーカイブや、青森県内の他美術館・学芸員に執筆いただいたレビューを紹介。

  • コレクション作品紹介

    弘前れんが倉庫美術館のコレクション作品を紹介します

H-MOCAレポート

当館でのイベントや進行中のプロジェクトなどを紹介します

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【レポート】プレイフルワークショップ「コミュかん 〜展覧会をみて・話して共有する コミュニケーション×鑑賞の時間〜」

展覧会「タグチアートコレクション×弘前れんが倉庫美術館 どうやってこの世界に生まれてきたの?」の関連プログラムとして、演劇的活動を取り入れた鑑賞ワークショップを行いました。 11月9日実施:プレイフルワークショップ「コミュかん 〜展覧会をみて・話して共有する コミュニケーション×鑑賞の時間〜」 日 時:2024年11月9日(土) 13:30-16:00  会 場:弘前れんが倉庫美術館 スタジオB、展示室 講師:太田歩(演劇ユニット一揆の星)、アシスタント:相馬光、齋藤衡

【レポート】美術館×演劇プログラム「大人のためのプレイフルワーク 〜美術館のはらっぱであそぼう〜」

今年も演劇教育の手法を取り入れたワークショップを開催しました! 6月23日実施「大人のためのプレイフルワーク〜美術館のはらっぱであそぼう〜」 日 時:2024年6月23日(日) 13:30-15:00  会 場:弘前れんが倉庫美術館スタジオB、屋外 講師:太田歩(演劇ユニット一揆の星)、アシスタント:岩渕和也 風やまちの音を探す、太陽の光を触るなど…「はらっぱ」 にあるもので遊び、外の景色と触れ合うことで、五感をひらき心をほぐす、大人のためのアートな野あそびワークショッ

【レポート】美術館×演劇プログラム「ここにいること つたえあうこと」岩木会場でも実施しました!

美術館×演劇プログラム「ここにいること つたえあうこと」 自他のケア/自分の表現/未来を育てるコミュニケーションのはなし 今年度、弘前れんが倉庫美術館では、演劇/演劇教育の手法を知る・体験する3つのプログラムを行いました。 1つ目のプログラムでは「ケア」に着目し、自分の心と体の在りどころを体感するようなワークショップを実施しました。 ★活動レポートはこちら⇩ https://hmoca-museum.note.jp/n/n91637418b13f 2つ目のプログラムでは

【レポート】美術館×演劇プログラム|ミニ劇作ワークショップ『おはなしスケッチ』

美術館×演劇プログラム「ここにいること つたえあうこと」 自他のケア/自分の表現/未来を育てるコミュニケーションのはなし このたび、弘前れんが倉庫美術館では、演劇/演劇教育の手法を知る・体験する3つのプログラムを行います。 1つ目のプログラムでは「ケア」に着目し、自分の心と体の在りどころを体感するようなワークショップを行いました。 ★前回の活動レポートはこちら⇩ https://hmoca-museum.note.jp/n/n91637418b13f 2つ目のプログラ

弘前エクスチェンジ

弘前れんが倉庫美術館で取り組んでいる「弘前エクスチェンジ」の活動レポートをまとめています。 このプログラムでは弘前出身あるいは弘前ゆかりのアーティストや、地域の歴史や伝統文化に新たな息吹を吹き込むアーティストなどが、作品制作や調査研究のほか、地域コミュニティと関わるプロジェクトなどを行います。あわせて、トークやレクチャー、ワークショップといったさまざまな参加型プログラムも開催します。 「エクスチェンジ=交換」という名前に込められたように、本プロジェクトはローカル(地域)とグローバル(世界)、つくり手と地域の人々そして鑑賞者といった異なる視点が交差し、ふれあい、交換される場を生み出すことで、新たなアプローチにより地域の創造的魅力を再発見することを目指します。

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【レポート】弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考」|佐藤朋子×永沢碧衣「向こう側研究会」公開勉強会

2024年4月6日から9月1日まで、弘前れんが倉庫美術館では、弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考」(しらかみのぞきみこう)を開催しています。 本企画についてはこちらから↓ 2024年6月1日に、「白神覗見考」参加作家の佐藤朋子さんによるリサーチプロジェクト「向こう側研究会」の公開勉強会として、参加作家の永沢碧衣さんを交えたトークを開催しました。司会進行は本企画担当の宮本ふみ(ラーニング・キュレーター)が務めました。 両作家は、山を「よくわからないもの/未知の領域のもの

【レポート】弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考」|狩野哲郎アーティストトーク&ツアー

2024年4月6日から9月1日まで、弘前れんが倉庫美術館では、弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考」(しらかみのぞきみこう)を開催しています。 本企画についてはこちらから↓ 2024年4月7日には関連プログラムとして、参加作家である狩野哲郎さんによるトークを開催しました。登壇者には狩野さんの他に、リサーチにご協力いただいた弘前大学農学生命科学部教授の東信行先生と助教のムラノ千恵先生をお招きしました。司会進行は本企画担当の宮本ふみ(ラーニング・キュレーター)が務めました。

【レポート】弘前エクスチェンジ#05「ナラヒロ」活動最終回

弘前エクスチェンジ#05「ナラヒロ」にて進行した2つのプロジェクトの最終回の様子をレポートします。 「もしもし演劇部」最後の活動は上映会! 2023年2月19日(日)の午前、もしもし演劇部のメンバーが集まる最後の活動を実施。この日は2022年12月18日に行った成果発表公演「A to A」の記録映像の上映会を行いました。 上映会の前に、2月に完成した展覧会ブックレットを部員に手渡し、あれこれと活動を振り返りつつ、来場者アンケートを読み合いました。 久しぶりに集まると、近

【レポート】弘前エクスチェンジ#05「ナラヒロ」小さな起こりリサーチプロジェクト|掲示板プロジェクトを実施しました

小さな起こりリサーチプロジェクトとは れんが倉庫が美術館へと生まれ変わる大きなきっかけとなった現代美術家・奈良美智による2000年代に3度開催された弘前での展覧会(ナラヒロ)が、人や街にもたらした創造性や変化を探るリサーチプロジェクトです。展覧会にボランティアとして関わった方々や街の人たちへのインタビュー、あるいは資料のリサーチなどを通して、奈良美智展弘前がきっかけで生じた「小さな起こり」を探しにいきます。 小さな起こり掲示板プロジェクト「もしもし、ちょっと聞かせてくだ

美術館までの行き方 | アクセス

青森県弘前市の中心部にある当館。駅からのアクセスなどを紹介します。

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弘前れんが倉庫美術館から青森県立美術館までのアクセス(公共交通機関)

青森県内にある5つの美術館・アートセンターが連携し、青森のアートの魅力を国内外に発信するプロジェクト「AOMORI GOKAN」に取り組んでいます。 中でも、青森県立美術館は、弘前れんが倉庫美術館から比較的近い場所にありますので、ぜひ一緒にお楽しみください。 弘前れんが倉庫美術館では《A to Z Memorial Dog》、青森県立美術館では《あおもり犬》と、いずれの館でも奈良美智さんの彫刻作品が展示されています。あわせて鑑賞するのを楽しみに巡る人も多いですよ。 ※お車

【お車編】美術館周辺の駐車場案内

弘前れんが倉庫美術館にお車でお越しになる場合は、周辺の有料駐車場をご利用ください。敷地内には駐車場はありませんので、事前に駐車場の場所などを確認してから来館されるとスムーズです。 美術館の周りは散策にも最適なエリアですので、美術館まで街を歩きながら訪れるのもおすすめです。 思いやり駐車場 美術敷地内には、ご高齢の方や妊産婦の方、お怪我をされている方、障がいがある方のための専用駐車場(思いやり駐車場 2台分)をご用意しています。どうぞご利用ください。 *弘前中央病院側 観覧

【100円バス編】弘前駅から美術館まで

JR弘前駅前からは、100円バスが10分間隔で運行されているので、便利です。 乗車9分で、最寄りのバス停「蓬莱橋《ほうらいばし》」に到着。バス停からは徒歩5分程度で美術館に行くことができます。 《100円バス・運行期間(10分間隔で運行)》 【4月~11月】10:00~18:00 【12月~3月】10:00~17:00 JR弘前駅の改札を出たら、右手・中央口(弘前公園方面)に向かいます 美術館バナーを見ながら、エスカレーターを下ります 駅を出ますと左手がバス乗り場です

【サイクルネット(観光用貸自転車)編】弘前駅から美術館まで

れ弘前を観光するときの移動手段として人気の「サイクルネットHIROSAKI」。市内は平坦な道が多いので、美術館の後に街なかを巡りたいという方には、自転車がおすすめです。 《貸出し期間》 2023年5月8日~11月30日(予定) 9:00~16:00 ※返却は17時まで 《料金》 普通自転車 1回/台  500円 ※サイクルネットの詳しい情報はこちら↓ 市内の観光施設数カ所で借りることができますが、JR弘前駅・中央口(弘前公園方面)に弘前観光案内所があり、ここでも、自転車を

展覧会アーカイブ&レビュー

当館にて開催してきた展覧会のアーカイブや、青森県内の他美術館・学芸員に執筆いただいたレビューを紹介。

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3DVRによる展覧会アーカイブ

弘前れんが倉庫美術館では、2020年の開館以来、各展覧会を3DVRで記録し、公開しています。ウェブブラウザを利用して自由に展示空間を鑑賞いただけるとともに、展覧会の解説テキストや動画も併せてご覧いただけます。 ※一部展覧会は公開しておりません 2022年度秋冬プログラム 2021年度秋冬プログラム 2021年度春夏プログラム 2020年度秋冬プログラム 2020年度春夏プログラム 展示していない空っぽの展示室

【展覧会レビュー 】 りんご前線 — Hirosaki Encounters|幽霊はりんごしか食べない / 奥脇嵩大

つまるところ過去・現在・未来は等価である。「りんご前線」はそこで働く。佐野ぬい「明日のテーマ」におけるロッキングチェアは過去と未来を行き来する揺りかご。画業70年を経た作品の青は、輝きと透明さを増す一方で透明ゆえに絵画表層に留まり、画面に不在の奥行き-幽霊をまとわせる。今ここにある進捗と停滞の不思議さを見よ。そのとき本展示は時空間を素材に描かれた作家のタブローそのものとなる。 小林エリカ「旅の終わりは恋するものの巡り逢い」は、誤解を恐れずいえば幽霊をまなざす作品。本作素

【展覧会レビュー 】 りんご宇宙 — Apple Cycle / Cosmic Seed|嵐の後に残るもの / 外山有茉

「りんごの主題は、どこかで向き合わなければならないものであった」と本展キュレーター三木あき子氏が語るように、展示場所が持つローカルな特色をいかに普遍的なテーマや問題提起へとつなげるかは、アーティストやキュレーターにとって今や定番の課題になった。「りんご宇宙」展も、弘前という土地、元シードル工場という美術館の特性に向き合いつつ、それを外に開いていくことを試みた展覧会だ。 やや乱暴に分類すると、本展出品作家のうち、もともと以前から素材やモチーフとしてりんごを扱っていたことで招聘

【展覧会レビュー 】小沢剛展 オールリターン | さよならだけが人生ならばめぐりあう日は何だろう / 工藤健志

 2013年に第1作が発表された小沢剛の「帰って来た」シリーズ。僕はこれまで2015年に資生堂ギャラリーで《帰って来たペインターF》を、2016年のさいたまトリエンナーレで《帰って来たJ.L.》を、2017年の横浜トリエンナーレで《帰って来たK.T.O》を見ている。ペインターFこと藤田嗣治、J.L.ことジョン・レノン、K.T.O.こと岡倉天心の生涯から、アジアとの関係性を小沢独自の土着的視点でとらえ直し、文化も表現領域も異なるアジア各地の様々なクリエイターとの協働によってその

コレクション作品紹介

弘前れんが倉庫美術館のコレクション作品を紹介します

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【コレクション紹介】奈良美智《A to Z Memorial Dog》

乳白色の大きな犬の優しく閉じられた目。ゆるやかな波型の口元。4つ足でしっかりと地に立ち、しっぽはまっすぐ上にピンと伸びている。正面に立ち、しばらく見ていると、ほんの少し、顔をななめに傾けているのがわかります。 美術館になる前「吉井酒造煉瓦倉庫」と呼ばれていた頃に、弘前市出身の現代美術作家・奈良美智の展覧会が3度開催されました。延べ約15万人来場者を迎え、約1600人のボランティアスタッフとともにつくりあげたこれらの展覧会は、この美術館が生まれた大きなきっかけとなっています。

【コレクション紹介】ジャン=ミシェル・オトニエル 《エデンの結び目》

本作は、フランスのアーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエルが2018年に弘前を訪れ、りんごの美しさに感銘を受けて制作されました。ベネチアンガラスとして有名な「ムラーノガラス」による168個のビーズの連なりによって形作られています。大きな結び目のような彫刻は、今までの彼の発表してきた数々の作品の中でも特に複雑な構造をしている大作で、その中に見られる赤色のビーズは、まさに弘前のりんごから得たイメージが取り入れられています。 タイトル中の「エデン」という言葉は、ご存知の方もいら

【コレクション紹介】小沢剛《帰って来たS.T.》

吹き抜けの展示室に立ち上がる、白い山脈のような巨大な構造物。和紙と針金を使うねぷたの技法を応用し、青森県を囲む海の深さを反転させる形で表現した展示は、地元の人形ねぷた組師の協力を得て完成しました。空間の内部は絵画と映像、音楽で構成され、あらたな作品体験へと鑑賞者を誘います。 作品名の「S.T.」が示すのは、弘前生まれで詩歌、演劇をはじめ幅広い表現活動を展開した寺山修司です。1970年代、寺山が2度にわたりイランの演劇祭で公演を行い、同地の演劇界に大きな影響を与えたことが制作